アートオブティダ・取り組み
アートオブティダには
詰まっています。
沖縄の離島、宮古島は美しいサンゴ礁の海に囲まれ、太陽(ティダ)が燦々と降り注ぎ、色鮮やかな花々や緑濃い木々が発する力強い息吹に満ちた“美(か)ぎ島(すま)”です。
農業が盛んで、近年では伝統的なサトウキビ産業に代わり、マンゴーをはじめとする熱帯果樹(トロピカルフルーツ)や内地との収穫期のずれを生かした野菜づくりが広がっており、特に野菜や果物は味がよいことから「宮古島産」として沖縄県産とも区別されるほど市場で高い評価を得ています。これは、沖縄県内でも宮古島だけが隆起サンゴ(琉球石灰岩)でできたミネラル分に富んだアルカリ質土壌であることに由来するとも考えられています。
しかし、水が浸透しやすいその地質と平坦な姿ゆえに、宮古島は降水量が多いにもかかわらず川がなく、かつては大干ばつに見舞われることもしばしばで、“水なし島”の先人たちは飲み水を得るにも大変な苦労を強いられたそうです。
幸いなことに現在では“世界初の地下ダム”のおかげで飲料水や農業用水に困ることはなくなりました。そして生活用水を含め水源のすべてを地下水に頼っている私たちは、暮らしを守るのみならず、島を取り囲むサンゴ礁の海をも育む“命の水”である地下水の大切さにあらためて気付きました。2008年3月に宮古島市が発表した『エコアイランド宮古島宣言』においても、「私たちは、島の生活を支えるかけがえのない地下水を守ります。」という一文が最上位に掲げられているのはその意志の表れなのです。
島の基幹産業である農業も「環境保全型」への転換が求められています。食の安全のために、また地下水への負荷を減らすためにも、化学肥料や農薬にできるだけ頼らない農業を実践する人たちが増えつつあります。
こうした「人と島を守る農業」に真摯に取り組む生産者を応援したい、彼らのつくる安全でおいしい野菜や果物を島内外の人々に提供したい、という強い思いから2005年11月、アートオブティダは始まりました。アートオブティダは、事業そのものが宮古島の環境保全につながることを目指しています。
アートオブティダ・メッセージ
アートオブティダの約束
1.良質で安全な宮古島産の農産物・加工品を厳選して提供することで、人々の健康で豊かな
暮らしに貢献します。
2.宮古島の優れた農産物とそのつくり手を、敬意と感謝の念をもって全国の人々に紹介する
ことで、宮古島産品の価値を高めるとともに生産者の社会的地位向上に貢献します。
3.宮古島で有機・低農薬農産物の生産に取り組む志高い生産者とパートナーシップを築き、
宮古島の環境保全に貢献します。
アートオブティダの名前に込められた思い
宮古島にさんさんと降り注ぐ太陽とたゆまない努力を重ねる生産者とのコラボレーションによって生まれた、安全でおいしい農産物は、まさにアートです。
太陽の恵み(アートオブティダ)を広く、そして末永く伝えてゆきたいという思いが込められています。
アートオブティダ・会社概要
会社概要
会社名 | 有限会社 アート・オブ・ティダ |
設立 | 2005年11月2日 |
資本金 | 300万円 |
事業内容 | 宮古島産農産物および加工品等の製造・販売 |
決算期 | 10月末日 |
代表者 | 田口ゆり子 (取締役) |
社員数 | 1名 |
所在地 | 沖縄県宮古島市平良字下里554 |
電話 | 0980−73−6343 |